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所有者不明の土地03 Aug. 2018

不動産の知恵ふくろう

所有者不明の土地

現在、登記簿上で所有者がたどれない“所有者不明土地”が増え続け、その総面積は九州の広さを超えるそうです。
所有者不明の土地は、以前は山間部に多いとされていました。しかしながら現在は都市部にも広がり始めています。
埼玉県の大宮市では、歩道の部分に迫り出して家があり、その原因として所有者がわからないまま手を付けられず残した結果です。
このように、所有者がわからない土地のせいで、住民の安全や公共事業に深刻な影響を与えている問題が起きています。

所有者不明とは、そもそもどんな状態なのでしょうか。
土地の所有者は通常、不動産の登記簿に書かれています。
所有者が亡くなると、新たな所有者の名前を登記、書き直します。
この所有者は、土地を売ったり抵当に入れたりすることができます。
ところが、もし登記簿を更新しないでいると、所有権を持つ相続人が、子、孫とどんどん増えそのまま何十年たって、全体像が把握できなくなってしまいます。
仮に一部の相続人が判明したとしても、全員の同意を得なければ、原則、土地の取り引きはできません。

こうした登記簿で所有者が分からない土地、または所有者の所在、連絡先の把握が難しい土地のことを通称『所有者不明土地』と呼んでいます。

それではなぜ、登記をしないケースが相次いでしまうのでしょうか。
原因のひとつは登記費用がかかることだと言われています。
一般的に、登記には最低10万円程度の費用はかかるそうですが、実は登記することに法的な義務はないそうです。

最近、こんな事例がありました。
相続の関係で、土地の所有者の変更届けを行いました。
所有者の変更届けを依頼する際に、取り寄せた固定資産評価証明書を確認すると、土地の所有者は親御様の名義で、建物の所有者は祖父の名義だとわかりました。
今後、建物を建て直す際には問題に成りかねないということでしたので、所有者変更を行いました。
現在ならば、所有権を持つ相続人が生存していますので、早々に手続きを行えます。
何十年も同じ場所に住んでいて、親の遺産相続時の手続きの際に、土地のみの名義変更だけを行ったのが原因ですが、意外と身近な問題だと感じま線でしょうか。

以上、バイヤーズエージェントの小宮山でした。

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