ユナイト株式会社|山梨の不動産相談、50歳からの住宅探し

家について その130 Mar. 2018

木材

日本は森林面積が67%と、国土の2/3が森林です。
これは現在の数字です。戦前やもっと古い時代では、森林面積はもっと多く、木材も豊富であり身近な材料でした。このため家を作ろうと考えれば、木材を使うのが当たりまえの選択でした。木材は腐るというイメージがありますが、実は乾燥させた状態であれば、非常に長持ちする材料です。世界最古の木造建築は法隆寺であり、1300年の歴史があり有名ですが、法隆寺まではいかなくても、神社仏閣を見ると100年単位で長持ちしています。

湿気

なぜ、神社仏閣は100年単位で長持ちするのでしょうか?
答えは、水回りと関係があります。神社仏閣の建物では、室内で煮炊きもしません、トイレや浴室はあったとしても別棟でした。つまり、湿気が家のなかで籠ることが無いように作られています。床は高床と呼ばれ地面から高い位置にあり、地面の湿気が及ばないように作ってあります。壁は柱と土壁や板壁で囲い、窓は障子や木製の雨戸で空間を構成しています。湿気が木材に及ばなければ、木材は長持ちします。
雨が一番の問題ですので、屋根材は高価な檜皮葺きや瓦などを使い、庇を長くして、建物に雨が掛からないように工夫しました。このように、湿気が建物に及ばないように工夫したことで、神社仏閣は長持ちしました。

民家

実は古民家も同じような造りです。
床の高さのちがいや屋根材の違いはありますが、浴室やトイレは外または半分外にあり、台所は母屋の中でも三和土(タタキ)呼ばれる半分屋外のような空間にありました。このように、室内であっても室外と同じような環境(温度や湿度)であれば、結露と呼ばれる木材腐らせる湿気が建物を弱らせることはありません。ただし、室外と室内の環境が同じということは、夏は屋根があり日陰ができますので過ごしやすいですが、冬は寒さが非常に厳しいということです。

戦後の住宅

戦後、住宅難の中で質の低いバラックが大量に建設され、その後公団住宅などの大量供給型の住宅が造られました。公団住宅では、合理的な生活を目指した『ダイニングキッチン』と呼ばれる食寝分離の間取がつくられ人気を博しました。
一戸建の住宅でも、このダイニングキッチンの間取りで家ができ、煮炊きを室内で行い、お風呂やトイレは寒くないように室内につくられ、室内の湿気が高くなる環境になりました。また暖かい住宅にするために、壁には断熱材を入れ、窓には木製の窓からアルミサッシになりました。このことにより、さらに室内の湿気は増え、結露を起こす環境になってしましました。住宅の室内環境を快適にすればするほど、住宅の意寿命は短くなってきたのです。

高気密・高断熱

高気密高断熱の住宅とは、壁・床・天井などに断熱材を使って高い断熱性・気密性を実現した住まいのことです。
断熱材を壁などに充填、または外側から覆って住宅の中と外の環境を分け、熱が伝わるのを少なくすることです。 住宅の隙間をできるだけ無くし、住宅の室内と室外の空気の交わりを断ち切ることで、ある程度は結露が発生しにくくはなります。気密性が高い住宅では、室内の空気が汚れてしますので、換気扇などの電気的な機械を使って、家の中の空気を最低2時間に1回以上換気するようになっています。
住宅の寿命は長くなってきましたが、維持するためには定期的なメンテナンスが必ず必要になります。構造が単純なものほど、壊れにくく長持ちします。

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